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読書ノート / 通史
本書は、同じ著者による「少年日本史」(皇學館大学出版部)を3部に分割した文庫版の中巻です。「少年日本史」はこちらのサイトで読むことができます。文庫版ではやや難しい漢字が平仮名に置き換えられている以外は、内容は同じものです。以下、本書の引用はこちらのサイトを利用させてもらいました。 院政は変態 著者は、次のように(34ページ) 、院政は変態であって、国家組織の上から云って、決して良い事ではないとしています。また、院政は、後三条天皇の考えではなく、目的は藤原氏を押さえるにあったのではないとしています。
軍記物語が中心 本書の内容は次のようになっています。御三条天皇や後醍醐天皇以外の朝廷関係者はほとんど登場せず、源義経、源頼朝など武士を主役とする軍記物語が中心となっています。著者は基本的には、武士=軍人が好きなようです。
頼朝を絶賛、北条・足利を酷評・罵倒 著者は、次のように(141ページ)、源頼朝を絶賛しています。
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