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 メタ ディスクリプションは、なくても良い 
2024/11
「Meta Descriptionがない」からエラー
 Bing Webマスターツールでこのサイトをスキャンしてみたら、次のようなエラーが表示されました。

 Meta Description(メタ ディスクリプション)については、次のように説明しています。
何に関する問題ですか?
説明がページのヘッド セクションにありません。 検索エンジンは、検索結果ページ (SERP) の <description> タグに入力された説明を使用できます。ページのコンテンツに関係があり、検索者の意図に関連するように適切に記述された説明は、検索におけるページのクリックスルー率を向上させるのに役立つため、トラフィックの増加につながります。  
 修正方法については、次のように説明しています。
どのように修正しますか?
ページ ソースの <head> セクションに次のように説明を追加します: <meta name='description' content='ここに表示されるページの内容を伝える、説明的でキーワードリッチなテキスト。'>.  
 要するに、メタ ディスクリプションとは、そのページがどのような内容かを要約した文章ですが、本文ではなく、<head>と</head>の間に記述されるので閲覧者が目にすることはほとんどありません。また、検索順位の判断には関係ないようなので、省略しても問題はないと思われます。

スニペットはページ コンテンツから自動的に生成
 メタ ディスクリプションが閲覧者の目に触れるのは、スニペットに採用された時です。スニペットとは、検索結果の表示画面で各ページの内容を要約した説明文のことです。スニペットの生成方法について、Google は次のように説明しています( 検索結果のスニペットを管理する)。つまり、原則としてスニペットはページ コンテンツから自動的に生成されるということです。
スニペットはページ コンテンツから自動的に生成されます。スニペットは、ユーザーの特定の検索内容との関連性が最も高いページ コンテンツを重点的にプレビューするように設計されています。つまり、Google 検索では、検索ごとに異なるスニペットが表示される可能性があるということです。……ただし、HTML のメタ ディスクリプション要素のほうがページから直接取得したコンテンツよりもページを正確に説明できる可能性がある場合は、その情報が使用されることもあります。
 また、メタ ディスクリプションと検索順位の関係について、Google は次のように説明しています(Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません)。要するに、メタ ディスクリプションは、検索順位の判断には関係ないということです。 
表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも、Google のランキングでは description meta タグは使用されません。

文章の一部を抜粋しただけ
 このサイトの「読書ノート/日本書紀の真実 : 紀年論を解く」というページのスニペットがどのように生成されているのか確認してみました。
 まず、Google でサイト内検索の形で「site:tvrock69.cloudfree.jp 日本書紀の真実 : 紀年論を解く」を検索してみました。すると、次のようなスニペットが表示されました。このページにはメタ ディスクリプションは記述していないので、原則どおりスニペットは自動的に生成されていますが、文章の一部を抜粋しただけで、ページ全体を要約したものとは言えません。

 次に、Bingで「site:tvrock69.cloudfree.jp 日本書紀の真実 : 紀年論を解く」を検索してみました。すると、次のようなスニペットが表示されました。こちらも文章の一部を抜粋しただけです。


 次のようにページの一部をそのまま、サイト内検索の形で、Google で検索してみました。
site:tvrock69.cloudfree.jp 紀年とは「ある紀元から数えた年数」のことです。西暦年はキリストの誕生年を紀元とする紀年です。皇紀年は神武天皇の即位を紀元とする紀年 です。 
 すると、検索内容がそのままスニペットに反映されました。

 Bingでも、同様の結果となりました。


 紀年論の論点は、@神功紀の年代的不整合、A倭の5王の在位期間の不整合、B非現実的な長期在位や長寿、に集約されるということなので、3つのキーワード含めて、「site:tvrock69.cloudfree.jp 神功紀 倭の5王 長期在位」を、Google で検索してみました。
 すると、次のようなスニペットが表示されました。
 「神功」と「在位」を含む文章を抜粋しただけで、紀年論の論点の要約にはなっていません。

 Bingでも、同様の検索をしてみましたが、「神功紀」を含む文章を抜粋しただけで、紀年論の論点の要約にはなっていません。


 以上から判断すると、スニペットは検索語に応じて、その都度その検索語を含んだ部分をページの本文から抜粋したもののようです。とするなら、メタ ディスクリプションがスニペットに採用されることは、ほとんどないと思われます。また、ページ開設者の用意した(手前味噌の?)メタ ディスクリプションが検索順位を決める際の判断材料にされることはないと思われます。