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 無料レンタルサーバーでもSSLに対応 
2023/11/4
 SSL(Secure Socket Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのひとつです(SSLの仕組み|情報セキュリティ関連の技術|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト)。
 インターネットバンキングでは、利用者はWebブラウザを通じて、銀行のWebサーバに暗証番号を送信しますが、通信の途中で情報が盗み取られることを防止するため、データを暗号化する必要があります。
 このサイトは、エックスサーバーの無料レンタルサーバー「Xfree」を利用しているので、SSLには対応していませんでした。
 ただし、このサイトでは、閲覧者が重要なデーターを送信することはありません。社説のコーナーを見るためには、IDとパスワードを入力する必要がありますが、これらのデータは公開されています。したがって、SSLに対応していなくても、特に支障はないと考えていました。
 しかし、iPhoneでは、このサイトには次のように「安全ではありません」と表示されます。こちらは、安全だと思っていても、この表示を見た訪問者は、ページを読まずにページを離れてしまう可能性もあります。

 AndoridのChromeでも、注意マークが表示され、安全性に懸念が生じそうです。

 AndoridのFirefoxでも、赤い斜線が入った鍵のマークが表示されます。

 エックスサーバーでは、2023年10月3日に「Xfree」の新規申し込みの受付を終了し、後継サービスとして「シン・クラウド for Free」の提供を始めました。この新規サービスでは、SSLに対応しているということなので、アカウントを作成し、このサイトのトップページをアップロードしてみました。
 マニュアルの無料独自SSL設定にしたがって、SSL設定をONにし、 

 さらに、Webサイトの常時SSL化にしたがって、.htaccessファイルを編集しました。
 すると、httpがhttpsとなり、iPhoneでは、鍵のマークが表示され、「安全ではありません」の表示されなくなりました。

 AndoridのChromeでも、注意マークが表示されなくなりました。

 AndoridのFirefoxでも、入った鍵のマークの赤い斜線が表示されなくなりました。