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050plusは2023年6月26日をもって新規申し込み受付を終了しています(「050 plus」ご利用ガイド|050 plus | 個人向けOCNお客さまサポート )。さらに、OCNの050IP電話サービスも、「サービスの利用が近年大幅に減少しており今後も継続的にサービスを提供していくことが困難」となったため、2025年に提供を終了するということです(ドコモからのお知らせ : OCNの050IP電話サービスの提供終了について) 。 注意しなければならないのは、終了するのは050plusの新規申し込み受付であり、提供を終了するのは「OCNドットフォン/OCNドットフォン300」と「050あんしんナンバー for OCN」であって、050plusそのものが終了するのではないということです。 OCNはドコモ光のプロバイダに 050plusは、OCN(Open Computer Network)が運営していたIP電話サービスです。OCNはNTTのプロバイダ事業として1996年にサービスを始め、1999年のNTT分割化に伴い、NTTコミュニケーションズに事業移管され、2022年には、NTTレゾナントに移管されました。2023年7月1日には、事業再編に伴い、NTTドコモがNTTレゾナントを吸収合併し、OCNは、「ドコモ光」の新たなプロバイダ「OCN インターネット」としてサービスを提供しています(OCNのプロバイダ料金は安いのか?人気の理由やメリットデメリットを徹底解説!、OCNとは?OCN インターネットのメリット・デメリットをご紹介いたします!)。 OCN インターネットとドコモ光の関係は次のようになっています(OCN インターネット)。ドコモ光は、携帯電話会社のドコモがNTTの光回線を借りて提供している通信回線です。ソフトバンク光が、携帯電話会社のソフトバンクがNTTの光回線を借りているのと同じ形態です。 ドコモのスマホと「ドコモ光」をセットで契約すると、割引サービスを受けられます(ドコモ光セット割)。 050plusのメリットは少なくなった? IP電話サービスが始まったのは2003年からです。固定電話はアナログ回線を使うので長距離通話料金が高額となりますが、IP電話はインターネット回線を使うので、距離に関係なく料金は一定となる利点があります(IP電話の仕組みとは? 固定電話との違いやメリット・デメリットを解説 - moconavi NOTE)。 その後、携帯電話のデータ通信が高速高品位化したことにより、スマホで使えるIP電話として、050plusの提供が、2011年に始まります(スマートフォン上での 050IP 電話サービス「050 plus」の提供開始について)。 OCNでは、050plusの利点を次のようにPRしています(050 plus | OCN)。ただし、前述のように050plusの新規申し込み受付は終了しています。 前述のように、IP電話は距離に関係なく料金は一定となる利点がありましたが、アナログ回線の固定電話がIP電話に切り替えられたので、全国一律料金となり(長距離通話が廃止、固定電話は全国一律料金に)、その点のメリットはなくなりました。 したがって、固定電話を契約しているなら、あえて050plusを契約する意味はほとんどなくなったといえます。 光電話も通信方法では050plusなどのIP電話と変わりはありませんが、光電話は専用の光回線を使っているため、通話品質が非常に安定しています。さらに、緊急ダイヤル・フリーダイヤルなどへの発信もできます( 光電話とIP電話の違い|6つの項目を比較してみた!)。 一方、携帯電話の場合は、通話料が30秒間で22円(税込)と割高なので(スマホの通話料は1分いくら?格安・無料で電話する方法まとめ)、050plusには、まだメリットはあるといえます。ただし、050plusでは、通話料のほかに通信料がかかりますし、緊急ダイヤル・フリーダイヤルなどへの発信はできません。電話を頻繁に使うなら、携帯電話の定額プランを使った方が安く済みます。 以上を勘案すると、050plusのメリットは少なくなったといえそうです。 |