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 藤原不比等の関連書籍 
 2022/8/19
  大山誠一/著「天孫降臨の夢 藤原不比等のプロジェクト (NHKブックス)」を読んでみて、藤原不比等に興味が湧いたので関連書籍を調べてみました。
 アマゾンのデータベースで「不比等」を検索し、Kindle Unlimitedなどの書籍を除外したところ、次のようになりました。かなり以前に検索した書籍のリストも加えています。そして、リストの書籍をが大阪市立図書館に所蔵されているかを、大阪市立図書館の蔵書検索で調べてみました。「大☆」は大阪市立図書館で所蔵されている書籍です。「ア★」は、古本でしか入手できない書籍です。  
書名 著者 出版社 発行年月日
新版 大化改新-「乙巳の変」の謎を解く 遠山美都男 中央公論新社 2022/5/23
日本史を疑え 本郷和人 文藝春秋 2022/5/20
女系で読み解く天皇の古代史 関裕二 PHP研究所 2022/5/14
藤原不比等 大罪 伊敷豊 日本橋出版 2022/4/1
藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家 仁藤敦史 中公新書 2021/9/10
持統天皇と男系継承の起源 ――古代王朝の謎を解く 武澤 秀一 ちくま新書 2021/5/8
新版 古代史の基礎知識 吉村 武彦 角川選書 2020/11/27
京都異界に秘められた古社寺の謎――歴史を動かした京千二百年の舞台裏 新谷 尚紀 ウェッジ 2020/9/18
日本書紀に秘められた古社寺の謎──神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏 三橋 健 ウェッジ 2020/7/18
倭人・倭国伝全釈 東アジアのなかの古代日本 鳥越 憲三郎 角川ソフィア文庫 2020/7/16
律令国家と隋唐文明 大津 透 岩波新書 2020/2/22
皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史 倉本 一宏 角川選書 2020/1/27
持統天皇-壬申の乱の「真の勝者」 瀧浪 貞子 中公新書 2019/10/16
大化改新の黒幕 小林惠子 祥伝社新書 2019/9/1
藤原氏の轍 正史に埋もれた物語 森田 力幻冬舎 2019/5/23
天皇制のデザイン 上山春平法蔵館 2019/4/12
古代史から読み解く「日本」のかたち 倉本 一宏
里中 満智子
祥伝社新書 2018/5/1
古代の皇位継承―天武系皇統をめぐる「祟り」と「天罰」 宮澤 和穂慧文社 2018/4/27
干支一運60年の天皇紀: 藤原不比等の歴史改作システムを解く 林 順治えにし書房 2018/4/25
天皇の歴史2 聖武天皇と仏都平城京 吉川 真司講談社 2018/1/13
古代史 不都合な真実 12の古代文書が暴く「日本書記」の嘘 関 裕二実業之日本社 2018/1/10
藤原氏―権力中枢の一族 倉本 一宏 中公新書 2017/12/20
『日本書紀』集中講義: 天武・持統・藤原不比等を語る 林 順治えにし書房 2017/12/5
神話と天皇 大山 誠一平凡社 2017/10/27
光明皇后 - 平城京にかけた夢と祈り 瀧浪 貞子 中公新書 2017/10/18
持統天皇と藤原不比等 土橋 寛 中公文庫 2017/3/22
百済観音の正体 関 裕二 角川ソフィア文庫 2016/1/23
持統天皇 血塗られた皇祖神 異端の古代史6 関 裕二 ワニ文庫 2015/12/19
古代史で読みとくかぐや姫の謎 関 裕二 祥伝社黄金文庫 2015/10/9
捏造された神話 藤原氏の陰謀 異端の古代史4 関 裕二 ワニ文庫 2015/8/21
新史論/書き替えられた古代史 4 天智と天武 日本書紀の真相 関 裕二 小学館新書 2015/4/1
日本古代史紀行ーアキツシマの夢 英傑たちの系譜 恵美 嘉樹ウェッジ 2014/9/10
神社が語る 古代12氏族の正体 関裕二 祥伝社新書 2014/7/2
天武天皇と持統天皇―律令国家を確立した二人の君主 義江 明子 日本史リブレット人 2014/6/1
古代の地形から『記紀』の謎をとく 嶋恵 海山社 2013/11
日本古代史の読み方 遠山美都男 中経出版 2013/10/30
万葉集があばく捏造された天皇・天智 上  渡辺康則 大空出版 2013/10/5
万葉集があばく捏造された天皇・天智 下  渡辺康則 大空出版 2013/10/5
ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国家造家(PHP文庫) 関裕二 PHP研究所 2013/8/3
教科書に絶対載せられない偽装!古代史(廣済堂ヒューマン文庫) 関裕二 廣済堂出版 2013/6/18
藤原四子  国家を鎮安す (ミネルヴァ日本評伝選) 木本好信 ミネルヴァ書房 2013/5/8
偉人たちのカルテ 病気が変えた日本の歴史(朝日文庫) 篠田達明 朝日新聞出版 2013/4/5
日本古代の寺院・官衙造営  長屋王政権の国家構想 須田勉 吉川弘文館 2013/4/5
『古事記』成立の謎を探る 大和岩雄 大和書房 2013/3/23
学校では教えてくれない日本史の授業 3 悪人英雄論 井沢元彦 PHP研究所 2013/3/8
真説日本古代史 武光誠 PHP研究所 2013/2/24
百済観音と物部氏の秘密 関裕二 角川学芸出版 2013/2/23
海に漂う神々 世阿弥が伝えた古代史の真相 中村真弓 幻冬舎ルネッサンス 2012/11/14
伝説の日本史 第1巻  井沢元彦 光文社 2012/11/1
遷都に秘められた古代天皇家の謎(PHP文庫) 関裕二 PHP研究所 2012/6/4
源氏と平家の誕生(祥伝社新書278) 関裕二 祥伝社 2012/6/2
神変  役小角絵巻 山本兼一 中央公論新社 2011/7/1
古代史はどうして謎めくのか(新人物往来社文庫) 関裕二 新人物往来社 2011/4/9
「日本=百済」説―原型史観でみる日本事始め 金 容雲 三五館 2011/3/18
あざむかれた王朝交替 日本建国の謎 斎藤忠 学習研究社 2011/2/23
日本書紀成立考 〜天武・天智異父兄弟考〜 大和岩雄 大和書房 2010/12/10
女帝の日本古代史(新人物往来社文庫) 新人物往来社 新人物往来社 2010/12/8
羊の十字架   黒須紀一郎 作品社 2010/10/26
奈良千三百年ものがたり すずきたみこ 思文閣出版 2010/11
激変!日本古代史 卑弥呼から平城京まで(朝日新書) 足立倫行 朝日新聞出版 2010/10/13
小説平城遷都  匂ふが如く 渡辺孝 河出書房新社 2010/8/10
奈良朝人物列伝―『続日本紀』薨卒伝の検討 林 陸朗 思文閣出版 2010/6
新・古代史謎解き紀行 消えた蝦夷たちの謎 東北編 関 裕二 ポプラ社 2010/5/15
平城京は古代豪族の墓標だった! (宝島社新書 313) 関 裕二 宝島社 2010/4/10
平城京の「謎」  絢爛の迷宮 武光誠 主婦と生活社 2010/3
王剣強奪 人麻呂の呪言 不比等の陰謀 関 裕二 芸文社 2010/4/1
平城京を歩く―奈良朝の面影を求めて 森 郁夫
甲斐 弓子
淡交社 2010/3/19
天武天皇の年齢研究 神谷 政行 叢文社 2010/1/20
王城の朝  奈良朝人物秘伝 三宅連城 叢文社 2010/1/1
奈良の都  その光と影 (歴史文化セレクション) 笹山晴生 吉川弘文館 2010/1
検証 平城京の政変と内乱 (学研新書) 遠山 美都男 学研パブリッシング 2010/1
日本の古代王朝をめぐる101の論点 新人物往来社 新人物往来社 2009/12/22
奈良・古代史ミステリー紀行 関 裕二 PHP研究所 2009/12/19
「古代史」闇に消えた謎を解く (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ) 関 裕二 PHP研究所 2009/12/17
県犬養橘三千代   (人物叢書 新装版) 義江明子 吉川弘文館 2009/12
「阿修羅像」の真実   (文春新書731) 長部日出雄 文芸春秋 2009/12/15
図解古事記・日本書紀 (歴史がおもしろいシリーズ!) 多田 元 西東社 2009/11/10
天孫降臨の夢  藤原不比等のプロジェクト (NHKブックス) 大山誠一 日本放送出版協会 2009/11
天皇名の暗号 関 裕二 芸文社 2009/10/28
日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B) 橋本 治 集英社 2009/8/18
なんかへん ―歴史の素朴な疑問 足立 誠 文芸社 2009/7/1
ヤマトタケルの正体 (PHP文庫) 関 裕二 PHP研究所 2009/5/2
神話のカラクリ 不比等の野望 (関裕二古代史の謎コレクション 7) 関 裕二 ポプラ社 2009/5/1
聖徳太子の光と影 飛鳥寺の呪い 今井 三郎 文芸社 2009/5/1
執念の女帝・持統 (関裕二古代史の謎コレクション) 関 裕二 ポプラ社 2009/3/1
平城京全史解読―正史・続日本紀が語る意外な史実 (学研新書) 大角 修 学習研究社 2009/1
なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト) 関 裕二 実業之日本社 2008/11/28
日本古代の伝承と歴史 渡里 恒信 思文閣出版 2008/5
日本古代史に偽装の源流を求めて―官僚の元祖・藤原不比等の野望 永躰 典男 牧歌舎 2008/1
古代史謎解き紀行〈5〉関東・東京編 関 裕二 ポプラ社 2007/12/1
聖徳太子に祈る―消された一族の女たち 米陀 黎子 新人物往来社 2007/6
かごめ歌の暗号―わらべ遊びに隠された古代史の闇 関 裕二 東京書籍 2007/3
もう一度学びたい古事記と日本書紀 多田 元 西東社 2006/6
千年の箱国〈2〉聖徳太子という巨象の全貌 小丘 零二 プレアデス出版 2006/5
古代史の主役たち知れば知るほど 関 裕二 実業之日本社 2005/12/1
聖徳太子の実像に迫る 林 春彦 新人物往来社 2005/10
八人の女帝 高木 きよ子 冨山房インターナショナル 2005/10
下野古麻呂と藤原不比等 福田 三男 随想舎 2003/7
羊太夫伝承と多胡碑のなぞ 藤原不比等は討伐されたか 関口 昌春 文芸社 2003/7/1
覇王不比等 第2部
 (黒須紀一郎伝奇小説5)
黒須紀一郎 作品社 2002/4
覇王不比等 第3部
 (黒須紀一郎伝奇小説6)
黒須紀一郎 作品社 2002/4
覇王不比等 第1部
 (黒須紀一郎伝奇小説4)
黒須紀一郎 作品社 2002/4
天風の彩王 上 藤原不比等
 (講談社文庫)
黒岩重吾 講談社 2000/10
天風の彩王 下 藤原不比等
 (講談社文庫)
黒岩重吾 講談社 2000/10
国史大系 第22巻  黒板勝美 吉川弘文館 2000/6
公家と武家〈2〉「家」の比較文明史的考察 笠谷 和比古 思文閣出版 1999/11
埋もれた巨像―国家論の試み
  (同時代ライブラリー (324))
上山 春平 岩波書店 1997/11/17
天風の彩王 下 藤原不比等 黒岩重吾 講談社 1997/10
天風の彩王 上 藤原不比等 黒岩重吾 講談社 1997/10
藤原不比等   (人物叢書 新装版) 高島正人 吉川弘文館 1997/6
藤原不比等   いき一郎 三一書房 1997/3
古代史の真相 (PHP文庫) 黒岩 重吾 PHP研究所 1996/10
覇王不比等 第3部  黒須紀一郎 作品社 1995/
覇王不比等 第2部  黒須紀一郎 作品社 1995/
覇王不比等 第1部  黒須紀一郎 作品社 1995/
持統天皇と藤原不比等日本古代史を規定した盟約 (中公新書) 土橋寛 中央公論社 1994/6
「日本」建国 藤原不比等の野望 真相の古代史 林青梧 講談社 1993/5
日本古代宮廷社会の研究 (思文閣史学叢書) 滝浪 貞子 思文閣出版  1991/11
天皇制の原点を探る
 ―藤原不比等執念の軌跡
馬場 朗 光陽出版社  1989/1
萬葉集の文学と歴史  土橋寛論文集上 土橋寛 塙書房 1988/7
藤原不比等 (朝日選書) 上田 正昭 朝日新聞社 1986/12/1
古代日本の人間像 3
(エコール・ド・ロイヤル古代日本を考える7)
伊藤博 学生社 1985/11
歴史の群像 (1) 変革 黒岩重吾 集英社 1984/11
藤原不比等 (朝日評伝選9)  上田正昭 朝日新聞社 1978/4
 多くの書籍は出版から10年ぐらいで在庫がなくなり、古本でしか入手できなくなります。古本の場合、通販で購入すると送料がかかってしまいます。
 大阪市立図書館は、400万冊の蔵書があるので(政令指定都市図書館統計)、大抵の本は揃っています。東京23区の区立図書館は、総計すると2448万冊の蔵書がありますが(意外な区が上位に!東京都「図書館」充実度ランキング(全文表示)|Jタウンネット)、各区の運営は独立しているので、居住地以外の図書館の本を借りるためには、相互貸借制度を利用する必要があります(東京都の公立図書館ネットワーク)。
 したがって、一括運営している公共図書館としては、ともに400万冊の蔵書がある横浜市立図書館と大阪市立図書館が国内最大規模といえます。もっとも、政令指定都市の図書館であれば、基本的な書籍は揃っていますし、中核都市の図書館でもかなりの書籍は揃っています。
 むしろ、近くに分館があるか、移動図書館で予約した本を受け取れるかなど、サービスが充実していることの方が重要だと思います。